カラオケ事情 −基礎知識−

基礎知識のカラオケ事情編です。

カラオケ事情では、カラオケの動向を探っていきます。

■市場規模

カラオケの市場規模は、約1400億円です。平成20年までは、緩やかに右肩上がりでした。平成21年になると、少し下がりました。今までのカラオケの市場から見ると、下がったのはおそらく初めてでしょう。市場の限界を感じてしまう所です。ですが、下がった理由としては、平成20年秋の金融危機による、個人消費の低迷が考えられます。もちろん、年末に近い秋で、しかも安いカラオケが打撃をもろに受けたとは考えにくいとは思います。平成20年は、1435億円。平成21年は、1380億円と、55億円のダウンですから、とんでもない人がカラオケを避けたことになります。

■カラオケ人口、施設数の低下

下がった理由は、金融危機だけではありません。カラオケ人口、施設数が落ちているのです。平成21年のカラオケ人口は4650万人。施設数は、12万8400店舗です。共に、前年と比べると、0.1、0.2ポイントのダウンです。これも、金融危機によるカラオケの参加人数の減少、カラオケ店が潰れてしまったためという理由でしょうか?もともと、潰れそうなカラオケに足を運ぶ人は少ないでしょうし、よく行く店が潰れたら、別に行くのが普通です。あまり関係ないような気がします。それより、カラオケに行くという、個人の意識の低下だと、私は思います。

■業界シェア

1位は、シダックス。売り上げは、519億円。シェアは、37.6パーセント。

2位は、第一興商。売り上げは、408億円。シェアは、29.6パーセント。

3位は、AOKI HD。売り上げは、224億円。シェアは、16.2パーセント。

数字を見れば、一目瞭然ですが、シダックスがダントツのトップです。確かに、シダックスは綺麗で、サービスもしっかりしていて、料理もおいしいときたら、シダックスがあれば、シダックスに入ります。それでも、値段が少し高いのが特徴ですがね。

■ユーザーの市場規模

カラオケボックス全体の売り上げは、約3790億円。酒場などのお酒を提供しているお店での売り上げは、約1987億円。その他の売り上げは、約71億円。食堂、結婚式、観光バスなどの売り上げは、約326億円。数字で見れば一目瞭然で、カラオケだけをしに行く人の売り上げだけで支えられている業界です。結局、現在はどこに行ってもカラオケがあったりしますが、全体で数曲歌って終了ということが多いようです。確かに、観光バス、結婚式、飲み会でもカラオケがあるお店にも行ったりしますが、歌いませんよね。歌っても、罰ゲームのような感じで、数曲で終了。昔はスナックなどのお店にしかなかったカラオケ。今とは違うということです。景気でカラオケに行かなくなったという理由で売り上げが落ちるということで、一番危機感を感じているのは、カラオケの業界人かもしれません。

 


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当サイトについて

当サイトは、カラオケの上達について真剣に考えたサイトです。私は、カラオケはすごい下手でした。「音痴というより、何か違う」と言われ、上司には笑われていました。そんな私が真剣に調べたものです。お役に立てたら光栄です。